5月のレクリエーションとして、季節の移ろいを感じながら「お茶会」を開催いたしました。
若葉がまぶしいこの季節、窓から差し込むやわらかな日差しの中で、入居者の皆さまとゆったりとした時間を過ごしました。
今回のお茶会では、ご入居者の中にかつてお茶の先生をされていた方がいらっしゃり、自らお茶を点ててくださいました。
お茶を点てるご様子はとても丁寧で、穏やかな空気に包まれていました。
いつものやさしい笑顔とはまた違った、落ち着きと凛とした表情がとても印象的でした。
所作のひとつひとつが美しく、同席された他の入居者の方々も「上手ですね」と見とれておりました。
お茶のお供には、甘いお饅頭をご用意。
お茶の香りと和菓子のやさしい甘さが相まって、心までほっと和むようなひとときとなりました。
いつもは笑い声が飛び交う明るくにぎやかな雰囲気ですが、今回はお茶会らしく、静かに時が流れる中で、一人ひとりが落ち着いた気持ちで過ごす穏やかな時間となりました。
ゆったりとした空気の中で、五感を使って季節を感じ、心に残る豊かな時間を過ごしていただけたように思います。
慌ただしい日常の中に、ふと立ち止まって味わう、ちょっと特別なひととき。
これからも、そんな時間を大切にしながら、ご入居者の皆さまと心豊かな日々を重ねていけるよう、職員一同努めてまいります。